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【家康公お墨付きの小鉢「賤機焼(しずはたやき)」】

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迫力とほっこり
ひとつで二度楽しめる『賤機焼(しずはたやき)』の鬼福小鉢


ご存知の方も多いかと思いますが
賤機焼(しずはたやき)は静岡県静岡市柳町で焼かれている焼き物で
静岡県知事指定の郷土工芸品(全19品)に名を連ねる一品です。

その歴史は古く江戸初期にしずはた山麓で
太田七郎右衛門によって創始されました。
数百年にわたり商いは栄えたのですが、
文政(1818年〜1830年)の終わりに
阿部川の洪水によって窯場は大きな打撃を受け、
不分にも衰退の一途をたどります。

その後明治中期、静岡県は郷土産業の一つとして再興を図り
青島庄助氏を招き復興の兆しを得た後、
技は脈々と引き継がれ
現在では五代目青島晴美氏により
その歴史は受け継がれています。

えっ?なぜ、家康公のお墨付きかって?

それには面白いエピソードがありました。
元亀3年(1573年)に
三方ヶ原(現在の静岡県浜松市)で起こった
徳川家康率いる連合軍と
武田信玄軍による合戦の際の出来事が由来となっています。
劣勢にたたされた家康陣営が
自城である浜松城で武田軍の大軍に囲まれた際に、
ある家臣が城内にかがり火をたき太鼓を打ち鳴らし
「鬼は外、福は内」と狂い叫ぶと行った
半ば苦し紛れの奇行にでると
武田勢が何かの策略かと勘違いをして囲みをとき、
思わぬことに九死に一生を得たのだそうです。

その際に太田七郎右衛門が家康公の無事と勝利を祝い、
「内側には福娘を」「外側には鬼」
を模した杯を献上した所、
家康公は多いによろこび
『賎機焼(しずはたやき)』
の称号を与えたとされています。

改めて作品をみてみると
何とも他にはないユニークな形をした器です。
外面の鬼はぎょっとしてしまう程の迫力を持ちながら
裏返した内側はほっとするような福娘。
用途は勿論お皿ではありますが、
優れたアート作品のようで
観賞用としても十分です。

焼け具合を確かめながら温度を微妙に調整し、
きれいに焼き上げられたその装いは、
どこか素朴な印象で
土のぬくもりが感じられます。
(※売り場に並ぶひとつひとつの
お皿の顔の形は微妙に違う為、
いくつかの中から自分好みの一作を
選ぶのもこれまた楽しい一時です。)

伝統の技を感じながら
その裏側にあった秘話に想いを馳せると
日本を制定した徳川家康公の窮地と安堵の激動の瞬間が
まざまざと浮かんでくるようです。
まだまだ知らないことが多い日本の歴史。
久々に歴史の教科書でも読み直してみようかな(笑)

選択者:Rickey
詳細は下記URL参照:こちら
(※通販あり。工房見学や実地体験も行っているようですので、
ご興味ある方は是非お問い合わせください。)


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